原価低減策と実践のポイント

「ムダ」「ロス」をなくした原価低減策と現場管理による効果的な成果創出への取組みを実務に活かすための講座

【プログラム】
1.原価低減における製造部門の役割
(1).製造原価の構造
(2).優先して削減すべき製造原価の範囲
(3).原価低減活動の阻害要因とその対策

2.人・設備稼働の最適化による原価低減の進め方 
   -IE手法の実践活用-
(1).工場・職場の全体像を把握し、ムダ・ロスを抽出する方法
  ・工程分析 事例:プロセスにおけるムダ・ロスの抽出
(2).人・設備の稼働・非稼働状態を短時間で把握する方法
  ・稼働分析 事例:各非稼働時間の数値化と可視化
(3).最も優先して改善すべきところを見出す方法
  ・ラインバランス分析 事例:生産ラインの原価低減
(4).人と設備や複数の人を効率良く組合せ稼働させる方法
  ・連合作業分析 事例:社内加工費の削減
(5).標準時間の設定方法
  ・時間観測法・微動作分析・レイティング
   事例:変動ロス削減による材料費の削減

3.品質ロス削減による原価低減の進め方 
   -ヒューマンエラー対策-
(1).ヒューマンエラーの発生要因の分析方法
  ・人の情報処理過程の要因分析
   事例:現場作業でのエラー主要因・背景要因の分析
(2).ヒューマンエラー対策の立案方法
  ・多層構造の事故・不具合防止策
   事例:品質と効率の両立を追求した現場改善

4.経営成果を創出し続けるための取組みのポイント
   -現場管理のしくみ構築と運用方法-
(1).日々現場で埋没しているムダ・ロスの削減方法
   事例:出来高や納期しか意識できなかった生産現場の変化
(2).原価低減に影響する動機付けのためのしかけ作り
   事例:標準原価設定が難しい一品一葉生産での改善事例
(3).原価低減活動推進の土壌作り
   事例:活動体制作りと活動の役割分担