~「標準化」を現場に根付かせる14のステップ~
現場管理に活用される作業手順書の作り方とその運用方法
【研修の趣旨】
本セミナーでは、作成した手順書が現場で活用されない等、標準化が機能しない理由や標準化を進める上での阻害要因を深堀し、『作業手順書の作成』や『作業手順書を用いた指導』といった標準化をどのように進めれば良いのかを演習や事例を用いて解説します。
更に標準化本来の目的である効果を導き出すために、標準化に連動した現場管理の仕組みづくりや現場の巻き込み等、標準化推進の14のステップとそのステップの中での管理・監督者の役割についても解説します。標準化が思うように機能しなくて困っている方やこれから取り組まれる方にとってお勧めのセミナーです。
【標準プログラム】 9:30~16:30
※ご要望に応じ、セミナー開催時間やプログラムはアレンジが可能
1.標準化で期待する効果が得られない理由
1)取り組んだ標準化が機能しない理由
2)標準化の目的とは
・標準化により期待できる効果
3)標準化を阻害する要因
2.現場で機能する「標準化」の進め方
1)「標準化」を現場に根付かせるために管理・監督者が理解しておくべきこ
2)「標準化」の基本的な進め方 <14ステップ>
-準備段階のステップ-
STEP1:標準化の活動推進に向けた準備
STEP2:既存の現場管理の仕組みの把握
-構築段階のステップ-
STEP3:手順書作成の目的・対象・用途・効果の明確化
STEP4:対象作業の観測と分析
STEP5:対象作業の改善と標準作業の設定
STEP6:標準作業を基に作業手順書の作成
STEP7:現場管理の仕組みへの組み込み
-運用段階のステップ-
STEP8:作業スキルの実態評価
STEP9:指導計画と準備
STEP10:作業手順書を用いた作業指導の実施
STEP11:作業スキルの評価と動機付け
STEP12:標準化による効果の把握とその改善点の抽出
STEP13:他の現場管理の仕組みの運用と改善点の抽出
-保守段階のステップ-
STEP14:標準化を含む、現場管理の仕組みの改善
3)「標準化」を推進する上での管理・監督者の役割
3.構築段階の具体的な進め方とそのポイント
1)自職場の作業に適した作業手順書の選び方
2)作業のムダやロスを抽出し、改善する方法を学ぶ
3)現場で活用される作業手順書の作り方
◆演習①:モデル作業での観測・分析・改善・手順書作成の実施
4.運用段階の具体的な進め方とポイント
1)作業指導前に準備して揃えておくべきこと
2)作業手順書を用いた指導のポイント
3)作業者の成長過程に応じた作業手順書のあり方
4)作業スキルの評価方法
◆演習②:演習①で作成した作業手順書を用いた指導の実施
5.他社での標準化実践事例
1)目的・対象・用途(シーン)にあわせた標準類のいろいろ
2)本当に残すべきノウハウやカン・コツを見極めて、作業の難易度を下げる
3)教育者のための標準化と教育者の底上げ
4)指導方法の見直しによる新人受入時の品質低下の未然防止
5)作業標準を基にした現場作業者による原価低減活動
6)スキル評価を用いた動機付けの仕組みづくり
【対象者】
・製造部門の管理・監督者、スタッフの方
・作業の標準化を推進しようとしている技術スタッフの方